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漫画「こいとうたたね」第3巻(最終巻)のあらすじと感想【ネタバレ注意】

  • 作成日:2018/05/26

鳥生ちのりさんの漫画「こいとうたたね」第3巻のあらすじと感想です。 「感想」の項目ではネタバレを含むのでご注意ください。

漫画「こいとうたたね」第3巻(最終巻)のあらすじと感想【ネタバレ注意】

あらすじ

文化祭を終えてクリスマスに向けてのハナときいくんの生活が描かれています。 きいくんの初アルバイトもありますが、ラストにかけて急展開が続きます。

詳しくは次項の「感想」で触れますが、2人の未来について書かれています。 その他にも以下の内容が明らかになります。

  • ハナが睡眠研究を始めた理由
  • ルームシェアをするきっかけ
  • ハナの男性経験

そして、この漫画の特徴となる睡眠知識も建材。 男性読者にとってはサービス?となるお風呂シーンも今回は少し長めでしたね。

こいとうたたねが好きな読者はこの巻ももちろんおすすめです。 最終巻なので当然といえばそうですが、今まで謎だった部分が色々と解決する話が多いです。 3巻で終わってしまうのが惜しいくらいですね。

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感想

ここからはネタバレを含むのでご注意ください。

きいくんのアルバイト

高校生のきいくんにとっては初のお仕事となります。 案の定、接客が苦手だというきいくん。クールなイメージがありますが、 そういうところは普通の高校生ですね。

アルバイトはお付き合いのある桜井ふとん店ですが、ここのあきこさんが色々と二人のキーパーソンになったりします。

ハナの過去

あきこさんとの会話でハナが今まで男性とお付き合いをしていないことが判明します。 2巻で「睡眠前にやるとよく眠れる運動」をきいくんに聞かれた時に動揺していた当たり経験豊富ではなさそうでしたが、まさかの経験値0です。

この性格・スタイル・外見で彼氏が過去にいないのは凄いを通り越して女性好き?を疑うレベルですね。(きいくんにとってはガッツポーズものですが)

まあ中学から大学まで女子高だったらしいので、(ナンパとかは別として)自分から行動しないと出会いはないのかもしれませんね。

きいくんの脱走

自分の想いが予想外なことでハナに伝わってしまったきいくん。 高速で脱走します。お世辞にも男らしい行動とはいえませんが、ここは高校生。温かく見守ってあげましょう。

向かった先はきいくんのおばあちゃんの家ですが、おばあさんは最後の最後に登場ですね。 そして、このおばあちゃんの家で二人がうたたねをして現行の物語は終了します。

ラスト

おばあちゃんの家で二人がうたたねしているのをラストに、 時間が一気にジャンプします。

最後にはきいくんもハナと同じ教師になり、二人は結婚したことが明らかになります。 ただ、職場は同じではないそうですね。

ハナもきいくんもお互い初めて付き合う相手が結婚相手のようであり、物語としてでなく、 二人の人生にとっても最高のラストと言えるでしょう。

番外編がおもしろい

番外編では大学受験に合格したきいくんとハナの話が書かれています。 合格祝いに告白するきいくん。きいくんのご褒美はこれしかないですよね。

ハナがすぐOKをしないで卒業までお預けしたのは教師と生徒というのが頭にあったのでしょう。 ハナの中で自分の高校の教え子である限り、付き合うことはできないと決めていたようですね。

きいくん脱走の件でハナは少なからずきいくんを男として意識したと思うので、ハナにとっては複雑な状況が続いたのでしょうね。 ちなみにきいくんの「卒業式早くならないかな」が面白かったです。

最後に

全体を通して暖かい印象が強い漫画でした。 心が優しくなるような描写が多く、男性・女性どちらにも向いているかと思います。 純粋な年の差恋愛を読みたい方には特におすすめの漫画です。

ただ、イチャイチャする場面は少なめでしたね。 物語の大半の部分でハナがきいくんを弟のように思っていたので仕方ありませんが、 ハナがきいくんにドキドキする描写がもう少しあっても良いかなと個人的に思いました。

逆にきいくんからハナへのドキドキ感は結構ありましたね。 年下の男の子が年上の女性に振り回されるような物語でした。

絵もそうですが、上で述べたような優しい描写がすごく気に入ったので、 鳥生ちのりさんの今後の漫画はチェックしていきたいと思います。

1巻はこちら

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