【ゆらぎ荘の幽奈さん】湯ノ花 幽奈(ゆのはな ゆうな)【キャラクター紹介】

人物

この漫画のヒロインで、ゆらぎ荘の女子高生地縛霊。登場時では幽霊歴は16年。

ゆらぎ荘では仲居さんの次に古株で、人間時の年齢も含めると32歳前後になる。 ただし「永遠の16歳」とのこと。

ちなみに「湯ノ花 幽奈」という名前は本名ではなく、幽霊になった後に当時の女将さんがつけた名前。

性格

性格は裏表がない元気な女の子であり、誰にでも敬語を使う丁寧な口調だが寝相は壊滅的に悪い。 コガラシ君がくるまでは一人で寂しく寝ていた反動か、睡眠中にコガラシ君を求めていつも彼のオフトゥンへ乱入する。 しかも服を無意識に脱ぎながら。

また、恥ずかしがり屋な上に動揺するとポルターガイストを発生させて周囲の物を宙に浮かせてしまう。 初期の頃は朝目覚めるたびに浴衣が脱げていて恥ずかしがり、同室のコガラシ君を吹き飛ばし川へ強制ダイブさせていた。 しかも自分から寝ている間に脱いでいるのでコガラシ君としてはたまったものではない。

「幽霊だけど物に触れる」「地縛霊だけどほぼ自由に動ける」など幽霊らしかぬ幽霊だが、これは自身が努力した結果そうなった模様。 ゆえに、このことは「幽霊歴も長いので！」と自慢げに話す。

基本的にはいつも宙に浮いているためか、人間の体に憑依したときは転んだりよろけたりする描写もある。

恋愛

1巻の早い段階でコガラシ君のことを好意的に慕っていたが、本格的に恋心を抱くようになったのは数ヶ月先の文化祭後。

コガラシ君の周りの女子がアプローチしているのに不安を覚え、千紗希さんの問いかけが決め手となり自分がコガラシ君を好きだと自覚する。

幽霊になってから恋をすることは初めてなようで、女子高生らしい健気な言動が見て取れるが、 幽霊であるがゆえに「コガラシさんの描く将来に自分はきっといない」と漏らし、この先の未来に不安と悲しみを抱いている様子が描かれている。

地縛霊

ゆらぎ荘の地縛霊だが、寝るとき以外はどこへでも移動できるため行動範囲は非常に広い。 地縛霊というより自由霊と書いた方が正しいだろう。

なので、コガラシ君にくっついて高校へ登校している様子がよく描かれている。 クラスメートも幽霊を怖がることなく接してくれるようになったので、 幽奈さんにとって高校生活は居心地の良い空間だと思われる。

ここまでの紹介だと地縛霊のかけらもない彼女だが、寝るときだけはゆらぎ荘の204号室でなければならない。 仮にゆらぎ荘以外で眠ると、ものすごい速度でゆらぎ荘へ強制送還される。

ちなみに幽奈さんの空を飛ぶ速度は本気だと飛行機レベルと判明している。 地縛霊とはいったい。

食事シーン

幽霊なので普通に食事をとることができないが、お供えしてもらえれば味わうことができる。 漫画やアニメだと幽奈さんのテーブルには食べ物がおいてあったりなかったりする。

普段は実物で味わえないためか、こゆずちゃんの葉札で実態の体になった時の食事シーンでは 満面の笑顔で食事をしている。

なお、通常時では味がわからないので、料理は見た目が良いが塩と砂糖を間違えるなど味はよろしくない。 ただし調味料が判明していれば料理の腕はそこそこの模様。

生前

「コガラシ君との制服デート」編で占いにて生前は髪が黒い女の子だと判明。 1コマだけしか描かれていないため詳細はほぼ不明だが、どこか元気がなさそうな雰囲気を醸し出していた。

また、1巻の最初に「ゆらぎ荘で学生の事故が起きて幽霊がいる」というのは幽奈さんではない。 幽奈さんは生前にゆらぎ荘へ1度もいっていないことが占いで判明した。しかし、なぜゆらぎ荘の地縛霊になったのかは不明。

何が言いたいのかというと、生前の情報はほぼ不明。

戦闘力

基本的な攻撃手段はポルターガイストのみだが、怒ると大岩までも動かすほど強力。

仕掛けた術者でも解除できないほど強力な「支離式の儀」を解除するなど、ただの地縛霊とは思えない力をもつ。

朧いわく「生前はかなり強い霊能力者であったろう」とのことだが、詳細は不明。