【信頼できない!?】Amazonレビューの信頼性と参考の仕方について
ネットショップの最大手Amazonで買い物をする方は非常に多いですよね。 Amazonではレビューもできますが、その信頼性について、またおすすめの参考方法などについてまとめました。
Amazonレビューは全て信頼できるものではない
まず、最初に知っておいてもらいたいことは、どのような人がレビューできるのかということです。 Amazonでレビューをするには以下の条件を満たす必要があります。
①過去に商品の購入に対してお支払いをされたことのあるアカウントを所持している場合
②商品発送が完了し、48時間経過した場合
実はこれ、①の条件が曲者で、Amazonで何かしらの商品を購入していれば、 レビューする商品を購入していなくても良いのです。 つまり、購入者じゃないのにレビューが書ける状況なんです。
しかもAmazonレビューの公開名はいつでも編集できるので、その点でも信頼性が気になるところです。
もちろん、中には本当に商品を購入して書いた良質なレビューもたくさんあります。 しかし、中には商品を購入していなく、 適当な書き込みをしている信頼性に欠けるレビューもあるという事実を、 まずは覚えておいてください。
Amazonレビューが信頼できない主なパターン
信頼できない主な書き込みパターンを簡単にご紹介します。 以下のようなレビューは、信頼性は十分なのか注意する必要があります。
自作自演やサクラによるレビュー
最初の注意するパターンは、バイトや業者、もしくは商品を売っている者そのものによる、あからさまな自作自演やサクラによるレビューです。 いわゆるやらせレビューといわれるものです。
商品を売っている者からお金をもらい、良質なレビューを書くようなパターンです。 2016年にはAmazonがサクラを使っていた出店企業を提訴したこともあります。 しかし、これはまだ氷山の一角で、サクラを利用している出店はまだあるでしょう。
このようなサクラによるレビューは商品すら購入していないことがほとんどなので、 信頼することはできません。
特徴
自作自演やサクラによるレビューの特徴としてまず挙げられるのは、不自然すぎる高評価です。 例えば、10件中10件全てが☆5(最高評価)だったりする場合などです。
他の商品を見ればわかりますが、どんなに良質な商品でも、必ず「ちょっといまいちだな・・」と感じる方も一定数います。 購入者のほとんどが最高評価とかは、よほどのことがない限り難しいのです。
さらに、これがマイナーな商品だったり、短期間につけられた高評価レビューならば、 自作自演やサクラによるレビューの可能性は高くなります。
また、極端に商品を褒めちぎっているのも注意したいところです。 欠点などを書かずに、メリットのみ書き込んでいるような場合などですね。 ただ、これは本当に商品が気に入って褒めているレビュー者もいるので見極めが難しいです。
「極端に」というのがキーワードで、「ちょっと褒めすぎて逆に不自然かな」と感じたら、やらせレビューを警戒してみると良いでしょう
感情的なレビュー
こちらは商品を購入していて、正しいレビュー方法をとっているのですが、レビュー内容が感情的になり、客観的になっていないパターンです。
例えば、何か1つ商品について気に入らないことがあると、他のところまで全て否定するようなレビューです。
ある機能の1つが気に入らないだけで、その商品を全否定されてしまうと、別の機能を目的とした人にとっては それは些細な問題かもしれないので、偏った情報を得てしまう可能性があります。
商品に求めるものは人によって様々であり、どれを重要視するかはその人によるものです。
特徴
感情的な書き込みの特徴は、文章に無理やり感と勢いがあることです。 「さすがにこれは人によるでしょう・・」という内容や、 「怒っているんだな」と感じられる書き込みは、注意が必要です。
例えば「もうこのメーカーの商品は2度と買いません!!」などの書き込みです。 確かに同じメーカーだと気に入らない可能性もありますが、同じメーカーでも別ジャンルの商品まで嫌うことはないでしょう。
メーカーにも得意分野と挑戦分野があり、ある分野ではシェアトップで人気があっても、別の分野ではまだシェアは低く、 これから成長していく分野だってあるのです。
そのような背景を考えず、メーカー・会社単位で批判しているのは、少し感情的になっている可能性があります。
感想・期待となっているレビュー
こちらも商品は購入しているのですが、レビューという役割を果たしていない書き込みです。
例えば、「商品は届いていないのですが楽しみです!」とか、「プレゼントにあげて喜んでいたので高評価です!」などですね。 待ち遠しくて嬉しい気持ちも、相手に喜んでもらったので嬉しい気持ちわかりますが、第三者が見るレビューとしてはあまり意味のない書き込みです。
特徴
感想・期待となっている書き込みは総じて、 商品についてのレビューより、購入したことへのレビューとなってしまっていることが多いです。
また、「送られてきた箱に傷がついていたので低評価」というのも、商品そのもののレビューではありません。 配送状態が気になる方はこのような書き込みは判断材料になりますが、商品がどうなのか気になっている方については、 それよりも中身が知りたいところですね。 そもそも配送状態は、運送会社の問題かもしれないので、商品を売っている会社のせいではないこともあります。
Amazonレビューをうまく参考にする方法
ここまで書くとAmazonレビューは信頼できない!?と思うかもしれませんが、そんなことは決してありません。 ネットショップという性質上、手に取ることはできないため、他社のレビューは商品購入の判断材料として重要なものです。
そこで、Amazonレビューのおすすめの活用方法をご紹介したいと思います。
低評価のレビューを参考にする
まずは低評価のレビューを見て、低評価になっている理由を確認します。 特に「この商品を買いたいけど後悔しないかな。大丈夫かな。」という状態にあるときには参考になります。
商品には何事もどこかしら欠点があることがほとんどなので、その欠点が許容できるかを確認することは重要です。 また、別の商品と比較して悩んでいるときも、この欠点で評価が逆転することも多々あります。
では、具体的にどうすれば良いのかを見ていきましょう。
☆1・☆2のレビューを参考にする
まずは最も評価が低い☆1と2の評価を確認します。 これが先ほどご紹介した、期待・感想などによる低評価だったり、自分が目的としている機能以外のところでの低評価となっていた場合は、 問題ありません。
他のレビュー者が低評価でも、自分にとっては重要視しない部分だからです。
☆3のレビューを参考にする
次に参考にするのは☆3のレビューです。 基本的に、☆3のレビュー者は良くもなく悪くもなく中立的な評価をしているレビュー者です。 このようなレビュー者は客観的に商品を見て、メリットとデメリットを書いていることが多めなので、意見として参考になります。
流れとしては、☆1,2を参考にして、低評価の理由を受け入れられた場合は、仕上げとしてこの☆3レビューの書き込みを見て、 メリット・デメリットを天秤にかけるといった感じです。
一方で、☆4・5などの高評価レビューは(私の場合は)あまり使いません。
高評価のレビューを参考にしない理由
高評価のレビューは商品のメリット部分のみ書いている場合が多く、既に知っている情報が大半のため、 低評価のレビューよりは重要視しません。
商品説明の欄は皆が必ず目を通すと思いますが、ここにはその商品のメリットが羅列しています。 ここがこの商品の強みです!といわんばかりに画像付きでアピールしていますよね。 これらを見れば、この商品のメリットは一目瞭然なのです。
むしろ私たち購入者に不足しているのは、デメリット情報です。 商品説明にはほとんどメリットとしか書かれていないので、レビュー情報からデメリットを洗い出す必要があります。 そのためには、高評価レビューより低評価レビューの分析を優先するのが良いです。
もちろん、高評価レビューにも使わないとわからないメリットが書かれている場合があるので、 余裕があれば高評価レビューを見るのも全然良いのですが、優先度的には低評価を先に参考にすることをおすすめします。