【C++】基本文法の書き方をわかりやすく解説【初心者向け】
- 作成日:2024/11/14
C++言語のよく使う基本構文をまとめました。
判定処理_if文
if文は数値や文字などを判定するときに使います。 条件が増えるごとにelse if文を追加していき、それ以外の条件の場合はelseを使います。
#include <iostream>
using namespace std;
int main()
{
int i = 5;
if( i < 5){
cout << "5より小さい" << endl;
} else if( i >= 10){
cout << "10以上" << endl;
} else{
cout << "それ以外" << endl;
}
return 0;
}
比較するときに使う演算子を紹介します。
比較演算子
よく使う比較演算子の一覧です。
演算子 | 意味 |
---|---|
a > b | aはbより大きい |
a < b | aはbより小さい |
a >= b | aはb以上 |
a <= b | aはb以下 |
a == b | aとbは等しい |
a != b | aとbは等しくない |
論理演算子
よく使う論理演算子の一覧です。
演算子 | 意味 |
---|---|
a || b | aまたはb |
a && b | aかつb |
繰り返し処理_for文とwhile文
for文
for文は処理を繰り返し行いたいときに使用します。いわゆるループ処理です。
for(初期値;繰り返し条件;最後に行う処理)という形式で記述します。
以下のサンプルは変数iを出力し、最後に変数を+1する処理を10回繰り返すコードです。
#include <iostream>
using namespace std;
int main()
{
for (int i = 0; i < 10; i++)
{
cout << i << endl;
}
return 0;
}
while文
for文同様に、繰り返し処理を行う構文です。
while(繰り返し条件)という形式で書きます。
#include <iostream>
using namespace std;
int main()
{
int i = 0;
while (i < 10)
{
cout << i << endl;
i++;
}
return 0;
}
やっていることはfor文のサンプルと全く同じです。こちらも変数iをインクリメントして出力するだけのコードですね。
do while文
while文には繰り返し条件を最後に記述するdo whileという書き方もあります。 こちらは最低でも1回以上処理を行いたい場合などに使います。
#include <iostream>
using namespace std;
int main()
{
int i = 0;
do
{
cout << i << endl;
i++;
}while (i < 10);
return 0;
}
先ほどのwhile文とやっていることは同じですが、繰り返し条件が最後にきています。 while文の場合は最初に条件式がくるので、初めの段階で条件式に合致しなければ1度も処理が実行されません。
一方で、do while文は条件式が最後にくるため、最低でも1回は処理が実行されるのが特徴です。
for文とwhile文どちらを使う?
どちらも繰り返し処理を行う構文なので、実行したい処理が実現できればどちらを使っても問題ありません。
使い分けるとしたら、繰り返し回数が決まっている場合はfor文で、回数が決まっていない場合はwhile文が使いやすいと思います。
そして、最低でも1回処理を実行したい場合はdo while文を使います。
判別処理_switch文
switch文は値を判別したいときに使います。
「swtich(判別したいもの)、case 条件」という形式で記述します。各条件の後にはbreak文で処理を抜けるのを忘れないでください。
#include <iostream>
using namespace std;
int main()
{
char moji = 'd';
switch (moji)
{
case 'a':
cout << "文字はa" << endl;
break;
case 'b':
cout << "文字はb" << endl;
break;
case 'c':
cout << "文字はc" << endl;
break;
case 'd':
cout << "文字はd" << endl;
break;
}
return 0;
}
値の判別はif文のelse ifを使っても実現できますが、条件が多いとelse ifの数も多くなり可読性が落ちます。 そのような場合はswitch文の使用を検討してみましょう。