エックスサーバーで無料独自SSL化の設定時のCSR情報は不要か
エックスサーバーでは無料で独自SSL化の設定をすることが可能です。 独自SSLを設定すると、サイト・ブログURLがhttpからhttpsとなります。 これにより通信が暗号化され、セキュリティが強化されます。
エックスサーバで独自SSLを設定するときに、CSR情報を入力する箇所があるのですが、 そもそもこのCSR情報というのは必要なのでしょうか。
これからご紹介するのは、ムームードメインにて独自ドメインを取得して、それをエックスサーバーで使えるようにする設定手順です。 ムームードメインの新規登録及び、エックスサーバーの新規登録は完了している前提のお話なのでご認識ください。
そもそもCSR情報とは
CSRとは「 Certificate Signing Request」の略称です。 別の呼び名として「証明書署名要求」とも言われます。
名前からして、何かを要求するのはなんとなくわかりますが、何をどこへ要求するのかはイマイチわかりにくいですね。 そもそも、何で証明書の要求が必要なのかというのも疑問だと思います。順を追って分かりやすくご説明します。
なぜCSR情報が必要なのか
通信を暗号化するSSLを利用するには、サーバー証明書という電子証明書が必要なのですが、 このサーバー証明書を発行してもらうために、CSR情報が必要なのです。
つまり、SSLを使いたいからサーバー証明書を発行したい。 そのために、CSR(証明書の要求)が必要ということです。
CSR情報で何をどこへ要求するのか
CSR情報は認証局と呼ばれるところへ提出する要求です。 認証局は信頼のおける第三者機関で、サーバー証明書を発行するところです。
そして、要求する内容は自分の情報です。 エックスサーバーのCSR情報の入力欄をご覧になるとわかりますが、都道府県や組織・部署名など です。
CSR情報は必要か不要か
エックスサーバーの無料独自SSL化は「Let’s Encrypt」というプランなのですが、 このLet’s Encryptの場合は、CSR情報は特に必要ありません。
企業として別の有料SSLプランを利用するならともかく、個人でブログ・サイトを運営する場合は不用と考えて問題ありません。 なので、エックスサーバーの無料独自SSLを利用する場合は、下記画像のように、CSR情報(SSL証明書申請情報)を入力するチェックは外して問題ありません。