【インプラント体】フィクスチャー(人口歯根)とは?材料の種類まとめ
- 作成日:2018/07/14
インプラント治療で使うフィクスチャーについてまとめました。
フィクスチャーとは
フィクスチャーとは顎の骨に埋め込む部品です。 「インプラント」や「インプラント体」、「人口歯根」といったりもします。
フィクスチャーには1ピースタイプと2ピースタイプの2つのタイプと、 スクリュー形式・シリンダー形式などのいくつかの形式があります。
タイプについては手術方式により使うタイプが異なりますが、 形式はスクリュー形式が主流となっているので、こちらを使っているのが良いですね。
材料の種類
フィクスチャーにはチタンやHA(ハイドロキシアパタイト)が使われます。
チタン
チタンは人体との相性が良いのでフィクスチャーの素材によく使われます。 ただ、骨との間に隙間ができるので細菌に感染する可能性があるのがデメリットです。
現在は材料にチタンを使うチタンインプラントが主流のようです。
ハイドロキシアパタイト
チタンより骨と結合しやすいのが特徴で、早めの治療に向いています。 歯を抜いた日にフィクスチャーを使う場合はチタンは不可能ですが、ハイドロキシアパタイトは可能です。
HAインプラントとはインプラントの中身はチタンですが、その周りをHAが覆う形となっています。
また、HAインプラントは骨の形状が悪くても成功率が高く、骨との間に隙間はないので感染しにくいです。
ただ、歯周病などの感染に弱いのがデメリットです。
まとめ
フィクスチャーの素材はインプラントメーカーと一体なので、メーカーが決まれば自然と決まるかと思います。 例えば、ハイドロキシアパタイトを使ったフィクスチャーが良いならばジーマー社のインプラントを選ぶなどですね。
個人的にはフィクスチャーの素材でインプラントメーカーを決めるよりも、 総合的に見てメーカーを決めた方が良いと思います。
私が調べた限りだと、フィクスチャーの素材においてはチタンとハイドロキシアパタイトの違いで インプラントメーカーの決定に影響があるようには感じませんでした。
結局のところフィクスチャーの素材というより、 インプラントメーカーの良し悪しから決めた方が良い気がします。
また、歯科医によって取り扱っているインプラントメーカーは異なるので、 どのインプラントメーカーを取り扱っているのか確認すると良いでしょう。
その他
真偽はわかりませんが、フィクスチャーについて調べる過程で気になった情報を記載します。
- HAインプラントは長期的に不利・有利という2つの矛盾した情報があった。