KONOTI

この世界で得た知識・情報まとめ

入れ歯?ブリッジ?インプラント?歯が抜けたときの治療方法を徹底比較

  • 作成日:2018/06/02

歯が抜けてしまったときの治療方法のご紹介です。 それぞれの特徴や治療費などをふまえて、わかりやすくご紹介します。

入れ歯?ブリッジ?インプラント?歯が抜けたときの治療方法を徹底比較

治療方法の種類

歯の治療方法は大きくわけて入れ歯・ブリッジ・インプラントの3つがあります。 それぞれ特徴があり、治療費や治療期間・メンテナンスのし易さなどを理解したうえで 自分に合った最適な治療を受けましょう。

また、歯の抜け具合や進行状況などにより受けれない治療方法もあるため、 それも含めてご紹介します。

入れ歯

入れ歯とは着けたり外したりが容易にできる人口の歯のことで、「部分入れ歯」「総入れ歯」の2種類があります。 歯が抜けた本数により部分入れ歯で治療するのか総入れ歯で治療するのか分かれます。

部分入れ歯は周りの歯にバネをかけて固定し、歯を補う治療方法です。 主に数本抜けたときにやる治療法となっています。

部分入れ歯

総入れ歯は部分入れ歯と異なり、バネは使いません。その代わり入れ歯全体を装着する形となります。

総入れ歯

メリット

部分入れ歯・総入れ歯限らず、総じて治療が楽なのが特徴です。 他の治療法と異なり歯を削ったり手術を施す必要がないため手軽にできる治療といえます。

また、治療後のメンテナンスにおいてしっかりとお手入れができることもメリットの一つです。 後述するブリッジでは歯を取り外すことはできないので、どうしても汚れがたまりやすくなってしまうのです。

入れ歯はあらゆる歯の欠損数に対応できるため、歯の抜け具合に関係なく万人に施すことができる治療方法です。

デメリット

簡単に治療することができる反面、効果がいまいちなのがデメリットです。 入れ歯を入れると食べ物を食べた時の食感が低下し、食事のおいしさが減少してしまったという声もよく聞きます。

補足

入れ歯を入れることによる口の中の違和感も、他の治療法よりも大きくなりがちです。

また、入れ歯の噛む力は天然の歯と比較して1/5程度と言われています。 噛む力が弱まるので固いものが食べずらくなり、顎の骨が弱くなってしまうことがあります。

あと、入れ歯はメンテナンスにおいても気を使います。 毎日入れ歯を取り外して清潔にお手入れできる反面、取り外しが面倒だと感じる人もいます。

補足

お手入れは隅々までできて清潔に保てますが、その反面入れ歯の取り外し・装着が面倒になるわけですね。

部分入れ歯においては健康な歯にバネをかけることから、それらの歯に負担がかかってしまうのも気になるところです。 長期的にみれば、それらの健康な歯が抜けてしまう危険性があります。

費用

入れ歯の費用はブリッジ・インプラントと比較してかなり安価です。 安く簡単に治療ができることが入れ歯の最大のメリットですね。

保険と入れ歯を使う材料にもよりますが、 総入れ歯の料金は1万円前後、部分入れ歯は1つ5千円~1万2千円前後となっています。 (※保険を基本割合である3割とし、「レジン」で作られた入れ歯を想定した場合)

また、保険適用外になり実費となりますが、よりよい材料を使用した入れ歯で治療することもできます。 高額になりますが、保険時の入れ歯より快適なものに仕上げることができます。

実費の入れ歯の場合は治療費に大きな幅があり一概には言えないのですが、 部分入れ歯は15万円から50万のものがあり、 総入れ歯は30万円から60万円のものなどがあります。 中には合金にプラチナを混ぜた材料を使って、料金が100万円近くとなる総入れ歯もあります。

ブリッジ

ブリッジとは抜けた歯の隣にある歯を削って、削った歯と抜けた歯をまとめて覆いかぶせて治療する方法のことです。 両端の歯を土台にしてかぶせるイメージですね。

ブリッジ

メリット

ブリッジは入れ歯より噛む力は強くなり、見た目の仕上がりが良くなります。 噛む力は健康な歯と比較すると60%前後と言われています。 耐久性は入れ歯と同様に8年前後です。

また、インプラント同様に味覚は通常の歯とあまり変わりません。 入れ歯だと味覚が落ちやすいので、これはブリッジの大きなメリットとなります。

治療期間はインプラントよりかなり短く、数回の通院で1~2週間前後で治療が終わるケースもあるので、 長く治療をするのが嫌な方におすすめです。

ブリッジは基本的に保険適用内で治療ができますが、使う素材によっては保険は効かなくなるのでご注意ください。

保険と実費

例えば、奥側にある歯に対してブリッジ治療(保険適用)すると銀歯になります。 銀歯が嫌な場合は費用を自己負担して白い歯の素材を使こともできます。

歯の色だけでなく強度の違いなど、ブリッジには様々な素材があるため、 治療する前に歯科医に素材について確認しておくと良いでしょう。

ただ、基本的にインプラントより安く治療ができます。

デメリット

ブリッジは健康な歯を削ることが最大のデメリットです。 歯を削ることで、元気な歯の寿命が減ってしまうことになるためです。

補足

削り具合については、1本の健康な歯の40~70%程度といわれています。

また、抜けた歯が多いと支える歯に負担がかかりすぎるため治療することができません。 位置的に一番奥の歯が抜けた場合も困難です。

一方で、入れ歯とちがい基本的に取り外しができないため、歯の着脱の手間がかかりません。 しかし、ブリッジで治療した歯の隙間などから汚れがたまりやすくなります。

その上、綺麗にすることが難しいので虫歯になりやすくなってしまいます。 よって、数年に一度は取り外して定期検診を受けるのが望ましいです。

費用

ブリッジの治療費には保険が適用されます。 1本あたり約2万円ほどが相場となっています。 奥歯の場合は約1万円ほどです。

また、ブリッジによりよい材料を使用したい場合は、保険を適用せずに実費でブリッジの治療をすることも可能です。 その場合は費用に幅があります。 実費の入れ歯同様に一概には言えませんが、15万円ほどかかるものもあります。

ブリッジの使用可能期間(寿命)は7,8年というデータがあり、年齢にもよりますが何度も再治療をすれば高額になってしまう場合があるので注意が必要です。

後述するインプラントの治療法よりは当面安くなりますが、 人によっては長期的にみるとあまり変わらなくなってしまうケースもあります。

インプラント

インプラントとは、抜けてしまった歯の部分にチタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込むことで、 歯の治療をすることをいいます。抜けた歯の治療で最も効果が期待できるのがこのインプラントです。

インプラント

メリット

インプラント治療は治療効果が高いのが最大の特徴です。 抜けた歯の治療方法なのかでは、最も自然の歯に近づけることができるのです。

補足

人工歯根を使いますが、しっかりと歯を埋め込みその上から人口の歯を被せるので、 自分の歯と同じように噛むことができます。

つまり、歯が抜ける前と同じように食事ができるのです。 ブリッジのように健康な歯を傷つける必要もありません。

また、、しっかりとメンテナンスをすれば長く使用できるのもインプラントの特徴です。 10年使用しても、9割以上の歯が残るというデータもあるほど、 状態が良ければ40年以上持つという報告も多くあります。

しかし、インプラントで治療するには手術を受ける必要があり、 治療期間も他の治療法よりも長くなります。

デメリット

インプラントは保険の適用外となるので、 どうしても他の治療法と比較して治療費が高くなります。 これがインプラントの最大のデメリットといえます。

また、インプラントは入れ歯・ブリッジと異なり手術が必要な難易度が高い治療方法なので、 できる歯科医も限られてきます。

補足

手術と言っても麻酔をするので、ほとんどのケースで痛みをあまり感じずに治療を終えることができます。

療期間も長くなりがちで数ヶ月から1年かかる場合もあります。

費用

他の治療法と同様に一概にいくらと断言はできませんが、 インプラントの費用は1本あたり約30万から50万円が相場です。 歯の寿命が長いとはいえ手術をする治療方法なので、総合的な治療費は他の治療法より高くなってしまいます。

中には安くインプラント治療ができる歯科医院もありますが、安すぎるとかえって怪しいです。 インプラント治療は基本的に高額治療が当たり前なので、安い理由がわからなければ他の歯科医院が良いでしょう。

良い歯科医の選び方は以下にまとめているので参考になれば幸いです。

おすすめの治療方法

ここまで3つの治療方法をご紹介してきましたが、何を重視するかでおすすめの治療方法は変わってきます。

お金はかかっても良い。治療期間が長くても構わない。 とにかく元の歯と同じように食事をおいしく食べられるようにしたい!という方は 以下の順がお勧めです。

インプラント>ブリッジ>入れ歯

一方で、味覚や歯の仕上がりには目をつぶり、なるべく安く・手軽に治療したい方は以下の順が良いです。

入れ歯>ブリッジ>インプラント

中間をとってブリッジという手ももちろんあります。治療効果・費用など総合的に考え、 自分の環境にあった治療を見つけましょう。

当サイトについて

当サイト(KONOTI)は、日常生活において運営者が得た情報をご紹介するサイトです。 ジャンルに多少の偏りはありますが、基本的には様々な情報を取り扱っていく予定です。

Contact

当サイトへのご連絡は以下よりお願いします。

PAGE TOP ▲

© Copyright 2024 KONOTI