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インプラントメーカーの比較と違い

  • 作成日:2018/07/16
  • 更新日:2018/07/24

世界でトップクラスのシェアを誇るインプラントメーカーの特徴についてまとめました。

インプラントメーカーの比較と違い

世界の大手有名メーカー

インプラントは日本製より他国のメーカーのものが有名で、日本でも海外のものが多く使われています。 有名どころとしては以下のメーカーです。

  • ノーベルバイオケア社(スウェーデン)
  • ストローマン社(スイス)
  • アストラテック社(スウェーデン)
  • ジーマーデンタル社(アメリカ)

ノーベルバイオケア社・ストローマン社・アストラテック社の3つで世界3大メーカーと言われたり、 それにジーマーデンタル社を含めて世界4大メーカーと言われたりします。

特にノーベルバイオケア社とストローマン社は世界のトップシェアを争っていて、 この2つを使っている歯科医院は非常に多いです。

補足

ネット上の歯科医院の情報を見ると、「ノーベルバイオケア社」か「ストローマン社」の2つを推しているところが多い印象です。

ノーベルバイオケア社

世界最大のインプラントメーカーの1つで、非常に歴史ある会社です。 ノーベルバイオケア社は複数のインプラントを提供しています。

ブローネマルク・システム

ブローネマルクシステムは世界初のインプラントなので、臨床年数実績に優れたインプラントシステムです。 その年数は40年以上とされており、信頼性も非常に高いです。主に2回法のインプラント手術で用います。

しかし、ブローネマルクシステムは欧米人を基準として作られているので体系的に日本人にはあわないという意見もあります。

補足

扱える症例がやや限られる傾向にあるので、 ご自身の歯で使って大丈夫か歯科医に確認すると良いでしょう。

ブローネマルクシステムは技術力を要する上級者向けのインプラントであり、価格も高めとなっています。

ノーベル・リプレイス

ブローネマルク・システムが欧米人に向いているのに対して、こちらは日本人に向いているインプラントシステムです。 インプラントが短めなので、体系的に日本人にマッチするのです。

また、前歯・臼歯部の治療にも向いていて、主に2回法の手術で用います。 ブローネマルクシステムより価格は安く、構造もシンプルになっています。

ノーベルダイレクト

1ピース型のインプラントで、主に1回法の手術で用います。審美性に少し劣るので奥歯などで使うことが多いです。 他のインプラントよりも費用が比較的安めです。

ストローマン社

世界最大手インプラントメーカーの1つで、日本人の骨格にあうことが魅力です。 2回法で使う場合もありますが、基本的には1回法のインプラント手術で用います。 型は1ピース型と2ピース型のものがあります。

補足

以前はストローマン社のインプラントは「ITIインプラント」と呼ばれていました。

また、表面性状は「SLA」という独自のものであり、従来のものよりインプラントと骨が結合しやすくなっています。 よって、治療期間が短くなることが期待できます。

表面性状においては、ノーベルバイオケア社よりも優れているという意見もあります。 モノによると思いますが、ブローネマルクインプラントよりもシンプルな構造だそうです。

また、材質は全て純チタンとのことです。

補足

あくまで一人の医師の話ですが、「ノーベル社も悪くないが、ストローマン社はもっといいという評判をよく聞く」とのことです。

しかし、基本的には1回法をとるため、前歯などの審美性が問われる箇所には向いていないデメリットがありますが、 同社のボーンレベル インプラントと言われるものは審美性も良好です。

補足

ストローマン社のインプラントでも何を使うのかで違ってくるのですね。

また、ストローマン社のインプラントはインプラント周囲炎になる可能性が極めて低いそうです。 数値では発生率1.8%という情報があります。

アストラテック社

世界第3位の大手インプラントメーカーであり、半官半民会社です。 審美性に優れ骨の吸収が少ないため、前歯に向いています。

インプラントの表面性状がタイオブラストというものになっており、骨と結合が強くできるのが特徴ですね。

補足

骨との結合が早いので、通常は2,3カ月かかるところを6週間程度で結合するとの情報もあります。

また、主に2回法で使うインプラントであり、ブローネマルクインプラントと比べると扱いやすく安いそうです。

まとめ

有名なメーカは多々ありますが、ネット上で調べた限りノーベルバイオケア社かストローマン社のインプラントを使用している歯科医院が多い印象です。

ノーベルバイオケア社は上記で紹介した以外にもインプラントの種類があるので複雑ですが、症例により使い分けているそうです。 個人的にはノーベル・リプレイスが良いと思います。

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