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【インプラント】上部構造の被せ物は何が良い?人工歯の材質の種類まとめ

  • 作成日:2018/07/16
  • 更新日:2018/07/28

インプラント治療で最も見た目に影響する被せる人工歯についてまとめました。

【インプラント】上部構造の被せ物は何が良い?人工歯の材質の種類まとめ

人工歯とは

人工歯とはインプラント治療において最も見た目に影響し、審美性が問われる部分です。 「被せ物」といったりもします。いわゆる「歯」のことです。

インプラントの仕組み

人工歯の素材はセラミック・ジルコニア・金属などがあります。 審美性や耐久性、費用面などそれぞれ特徴があります。

従来はセラミックが基本でしたが、今後はジルコニアが浸透していくことが期待されているようです。 もちろん、歯の位置や費用面など、どれを重視するかは人により様々なので、万人にジルコニアが良いとはいえません。

オールセラミック

内部・外部全てがセラミックで構成される素材です。 審美性が良いので前歯には向いていますが、強い力が加わる奥歯には不向きです。

長年使用しても劣化や変色はしませんが、 割れたりかけたりする可能性があるのがデメリットです。 破損したら口の中での修復は困難です。

補足

今では、技術の進歩により破損は少なくなってきているようです。

奥歯を除いて、オールセラミックは現在では人口歯の主流の1つでよく使われます。 費用も高めとなっていますね。

ちなみに、ブリッジなど長く折れやすい治療をする場合はジルコニアを使うと良いそうです。 奥歯のブリッジなどはオールセラミックは向いていないのですね。

フルジルコニア

100%ジルコニアで構成された素材です。 耐久性が強いため奥歯に向いている素材ですが、通常の歯より硬い素材なので他の歯を痛めたりする可能性があります。

特に歯ぎしりや強く噛む癖がある人は他の歯に負荷がかかる可能性があるので注意が必要です。

また、ジルコニア自体に透明性はないため、普通の歯と比較すると白くなりすぎるので、 審美性がオールセラミックより劣ります。

補足

見た目を気にしないのであれば、奥歯に使えば費用を抑えられます。 前歯にはあまり向かないようです。

ジルコニアセラミッククラウン

ジルコニアとセラミックが融合した素材です。 基本はジルコニアですが、それをセラミックで覆う形となっています。

内部がジルコニアなので強度が強く、かつ外部はセラミックなので見た目も綺麗です。 そして、元の歯に近いので、前歯・奥歯に適しています。

しかし、外部のセラミック部分は割れたりする可能性があるため注意ですね。 あと、費用も高めとなっています。

ハイブリッドセラミック

セラミックとプラスチック樹脂でできているレジンとの融合です。 単に「ハイブリッド」と表記することもあります。

ハイブリッドセラミックはレジン入りなので費用を抑えられるのが特徴ですが、 強度がやや弱く、見た目も長年使うとつやが劣化するのがデメリットです。

補足

初期の美しさを長く保てないのですね。 また、奥歯の大臼歯などには強い力がかかるので、ハイブリットでは強度的に不安です。

軽度の破損なら口の中で修復できるメリットがありますが、 奥歯や下顎での使用はやめたほうが良さそうです。といいいますか、調べててこの素材自体やめたほうが無難の印象をもちました。 オールセラミックが使われるようになってからはあまり使われないとの情報もありました。

金属

金属は主にメタルボンド・ゴールドクラウン、パラジウムクラウンなどがあります。

審美性は劣りますが、割れたりしたいので長期的な劣化はあまりしません。 審美性を気にせず、金属アレルギーがなく費用を抑えたい場合は選択肢になるでしょう。

補足

金属の種類によっては生体親和性が低いものもあるので注意が必要です。

ちなみに、銀歯は人体への影響が良くないようなのでご注意ください。

CAD/CAMとは

インプラントの人工歯を調べているとCAD/CAMという単語を聞いたことがあるかもしれません。 CAD/CAMとは人工歯を作るときに使う器械のことです。

通常、インプラントの人口歯は歯科技工士が時間をかけて作成します。 CAD/CAMを使えば作業時間を大幅に短縮できるうえに、歯科技工士の技術差がでにくい特徴があります。

補足

高価な機械なので扱っていないところもあるかもしれません。

主にオールセラミックやジルコニアの人口歯を作成するときに使うようですね。

まとめ

セラミックは審美性は良いのですが、欠けたり割れたりするのが気になるところです。

一方で、ジルコニアは耐久性・強度は強いのですが、審美性が劣るのと硬すぎるため他の歯へのダメージが気になります。

また、金属は費用を抑えられますが審美性が劣るのと人体への親和性が気になりますね。

結局のところそれぞれ一長一短なので、インプラントを埋入する歯の位置と費用、重要視する項目で素材を決めることになると思います。

補足

個人的には、前歯などはオールセラミックまたはジルコニアセラミッククラウンで、 奥歯はジルコニアが良いかと思います。

審美性や耐久性以外にも人工歯は「形状」も非常に大事です。 なぜなら、形状により歯磨きがのし易さが変わってくるからです。 歯磨きがしにくいとインプラント周囲炎になる可能性が上がってしまうので、 ある意味最も重要なのは形状なのかもしれません。

その他

調べる過程で気になった情報の一覧です。真偽がわからないので、いずれ調査したいと思います。

  • 人工歯は既製品とオーダーメイドがあるが、オーダーメイドが基本
  • セラミックは上下顎で使うと破損リスクが高まる
  • セラミックは天然の歯よりも硬い。ゆえに長期間使っていると周りの歯に負担がかかる
  • 長期的な劣化を防ぎたいなら金属かフルジルコニアが良い
  • ジルコニアは固いので加工にはCAD/CAMなどの高価な機械を使う
  • ジルコニアは1ピースインプラント?
  • 金属は虫歯になりやすい?
  • オールセラミックは以前は奥歯には不向きだが今はそうでもない?

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